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Unite against COVID-19 一丸となってコロナウイルスに打ち勝ちましょう!

2月28日(金)に初のコロナウイルス感染者が報告された事により、ニュージーランドは世界で48番目の感染国となりました。それから1カ月と経たない3月25日(水)の11:59pmからニュージーランドは国をあげて4週間のロックダウンに入りました。他の国での感染拡大経過を参考にし、まだ感染者が205人と少ない時点でこの様な措置に踏み切ったニュージーランド政府は、今国民の皆さん、この国に住んでいる全ての人の協力を必要としています。これは私達の為でもあり、死者を出さない為に一人一人が真剣に受け止めて行動する必要が有ります。でなければコロナウイルスの拡大を食い止めるために自主隔離期間が更に長くなってしまうかもしれません。首相の予想通り、その後も感染者は増え続けてはいますが、このロックダウンの効果が表れるまで一丸となって自粛しましょう。

在オークランド日本総領事館、その他の機関からも情報を得ておられると思いますが、基本的な情報と注意事項を NZ政府コロナウイルス対策ホームページ:https://covid19.govt.nz とNeighbourhood Supportのサイトを参考に日本語にまとめました。

Self-isolation 自主隔離

COVID-19の感染拡大を止める為には、ここニュージーランドに住む全員が不必要に家から出ない事、それにつきます。これにより多くの命が救われます。ただ食料品の買い出しには一家から一人だけがまとめて買い物に行く、生活のライフラインとなる銀行やガソリンスタンド、薬局などへも行けます。その際には人との距離を2mはあける事、帰宅後石鹸を泡立てて掌全体の手洗いを20秒間行う事、等が大切です。4週間の全国的シャットダウン中も生きる為に必要な Essential Business/Service ( https://covid19.govt.nz/government-actions/covid-19-alert-level/essential-businesses/ )は開いていますが、営業時間短縮や電話での対応、又はオンライン注文になっている場合もありますのでご確認ください。自主隔離中も上記の重要な職種についている方は仕事に行き、オンラインなどで自宅勤務となる方や子供さんが自宅保育・自宅学習中の方は、家庭内での時間割を作り散歩に出たり軽い運動を必ず取り入れて自然とニュージーランドの秋を楽しんでください。
若し体調が悪くなったりCOVID-19の症状(咳・熱・嘔吐・下痢)が出た場合には、いきなりお医者様へは行かずに、先ずは家庭医(GP)或いはヘルスライン(0800-358-5453)に電話をかけてください。

Essential businesses 生命ラインとなる重要な職種

基本的に人々が生活するに当たりどうしても必要なものやサービスを提供している職種は営業しています。食品(料理前の材料宅配を含む)・薬と医療・電気や水道とガス・ガソリンスタンド・ゴミ回収・インターネット・経済援助などです。営業はしていても可能な限りは自宅勤務を増やし、スタッフの数を少なくする、或いはオンライン注文を主にする、配達時は玄関外側に注文の品を置く、などによる人から人への感染経路の軽減や、EFTPOSマシンを顧客ごとに拭く、スタッフのマスク着用・手洗い・サニタイザー使用など、政府のガイドラインが敷かれています。

自営の方でこの重要職種に該当するかどうか等のご質問があれば 0508-377-388への電話、essential@mbie.govt.nz へのeメール、或いは Business NZ family の Business Central(Central Region:0800-800-362)への電話にてお問い合わせください。

Financial support 経済援助

3月21日(土)のJacinda首相のNZ警戒レベル制度発表の前から街やモールには人が少なくなりました。既に多くの業種で閉店や解雇も出ています。NZ政府からの援助には以下の様なものが有りますので該当する方や必要な方は手続きをされてください。( https://covid19.govt.nz/government-actions/financial-support/ より)

  1. Leave and self-isolation support 自主隔離の為働けない、コロナウイルス感染や感染者の看護の為に働けない場合の援助
  2. Help with Essential Costs 失業或いは期間限定での失業などで収入減、不意の出費等の場合の食費や住居光熱費、医療費等の補助
  3. Wage subsidy scheme コロナウイルスの影響により被雇用者への支給が困難な場合の援助(sole trader と self-employed を含む)
  4. Business cash flow and tax measures コロナウイルスの影響で経営難に陥った自営業者や個人での納税困難者への様々な援助(IRDのサイト参照:https://www.ird.govt.nz/covid19?utm_source=business.govt.nz&utm_medium=newsletter&utm_campaign=special_cv_edition )
  5. Wider $12.1 billion package (25 March 2020時点) その他の収入補助や医療・教育・コミュニティー等への配分( https://treasury.govt.nz/news-and-events/news/covid-19-economic-package-updated )
  6. Support for Maori communities and businesses

このホームページ内で必要な情報がみつからない場合には政府のヘルプライン 0800-779-997 又は 0800-22-66-57 (8am-1am 土日も)へお問い合わせください。

さあ皆さん、今私達がすべきことは以下の3つです。
Be Kind まわりへの思いやり友人やご近所や親戚を含む家族/ファナウ、特にこのウイルスの被害を受けやすい年配の方々や、健康ではあっても既往症などのある方達をサポートし助け合いましょう。電話やインターネットで無事を確認したり買い物を代行して玄関口まで届けるなど、人と人のつながりは精神面の健康にも大きく寄与します。Neighbourhood Support の自主隔離下ご近所協力フライヤー( https://neighbourhoodsupportnorthshore.files.wordpress.com/2020/03/selfisolating.pdf )をお使いください。

Stay home 自宅で楽しく健康に

例外なく今このニュージーランドに住む人々は自分の家から出ない様にしましょう。COVID-19の感染経路を絶つ為にはこれしかありません。人との接触を避けなければなりませんが人との触れ合いを避ける必要はありません。電話やオンラインでの会話など、今住居を既に共にしている人以外との触れ合い方法は色々あります。勿論生活にどうしても必要な食品などの買い物に出掛けたり、散歩やランニングに出る事は可能です。けれども気を付けなければならないのはティーンなどが公園で友達と会ったり、道端で会った時に2m以内に近寄らない事です。家が隣接しているからと一緒にパーティーをしたり、家族や恋人を訪ねる事もいけません。警察も監視しています。

ガーデニングやオンラインのエクササイズクラス等で身体を動かし、普段忙しくて出来なかったことをする特別に与えられた時間を楽しみましょう。

子供さんを連れて、公園へは行けませんがその代わりに毎日ご自分の家の近所のワンブロックを回るなど一緒に歩いてみましょう。NZ Bear Hunt をご存知ですか?窓辺から見つめてくれているテディーベアを見つけに行ってみませんか?そしてご自分のお宅にもテディーベアがあれば是非外をお散歩する親子連れなどの為に窓から覗かせてあげてください!ウチのテディーは日の丸シール付きの白いマスクをしていますが、明日はマスクを取って別の窓から少し違った景色を見せてあげるつもりです。( https://www.rnz.co.nz/news/national/412602/teddy-bears-in-windows-to-cheer-up-kids-during-lockdown )

Wash your hands 頻繁な手洗い

サニタイザーは外に居てどうしても手を洗えない時の応急処置と考えてください。サニタイザーを使っていても帰宅後すぐに手洗い敢行です。石鹸(液状ソープ含む)で20秒間好きな歌を歌いながらよく泡立て、それから流水(水でOK)で洗い流してください。

洗濯洗剤、食器洗剤を含み、石鹸の粒子はコロナウイルスの本体(飛沫核)を包んでいる部分を破り、ウイルスを殺しますので外から帰った服は洗濯すると良いでしょう。或いは日光に当てるのも良い様です。

新型コロナウイルスに関する状況は刻一刻と変化しています。総領事館からのお知らせにもありました様に日本語の最新情報は在ニュージーランド日本国大使館のFacebook( https://www.facebook.com/JICC.NZ )もご確認ください。但し最々新情報はNZ政府コロナウイルス対策ホームページ:https://covid19.govt.nz 及びニュージーランドのメディアとなります。

日本人会生活部